コンコルドに続く超音速旅客機、日仏で共同研究へ

記事元[朝日新聞]

日仏の航空宇宙工業会が14日、03年に運航を終了したコンコルドに続く次世代超音速旅客機の開発を目指し、機体やエンジン技術などの共同研究を始めることで合意した。

最初聞いたときは高望みし過ぎではと思ったが、気になったので何箇所かのサイトを回ってみたがこちらのサイトによると第一世代超音速旅客機に当たるコンコルドでは

コンコルドの運行は当初は赤字が続いていたが、乗員削減、運賃の引き上げ、路線縮小の結果、黒字に転じている。結局、運行路線は英国航空のロンドン〜ニューヨーク線、エールフランスのパリ〜ニューヨーク線のみが残る事になり、他の空港への乗り入れは基本的にチャーター便のみとなった(英国航空では冬期間のみバルバドス便を運行)。運行数も1日往復1本や2本というレベルである。
 しかし、定期便があるとはいえコンコルドはおいそれと乗れるシロモノではない。航空運賃が非常に高いのだ。コンコルドは全席ファーストクラスであるとよく言われるが正確に言えばその料金はファーストクラスを凌ぐもので、為替相場やツアーなどにより違いは生じるがロンドン〜ニューヨーク往復で100万〜150万円程度は覚悟しておいた方が良いだろう。

ということなので、単純計算で一回の運行で100人乗りなら1〜1.5億ぐらいの売上で黒字なのでこれから運行コスト+利益がでていることになる。(機体はただ同然で買い取ったらしいです。)
今回研究する超音速旅客機は300人乗りぐらいを考えているらしいが、
今の東京ーアメリカ西岸で運賃はエコノミークラス5〜10万程度
ビジネスクラス20〜30万、ファーストクラス50〜60万(めちゃくちゃたかい!)
の様なので、平均運賃30万とすると一回1億弱の売上になる。ここから運行コスト+利益+機体の減価償却費を出す必要がある。
このことから考えると次世代超音速旅客機にはコンコルドの3倍程度の乗客数でありながらコンコルド以下の運用コストを達成し、主要な路線間をつなげる程度の航続距離を持ち、今あげられている超音速機独特の問題(衝撃波、燃費、環境負荷等)を改善し、機体の価格もそれなりのものであるという必要がある。
このハードルを越えることが難しいと思うかは人それぞれだろうが、自分は十分可能な範囲だと思っている。なんといってもコンコルドは30年も前に初飛行し、25年以上も飛び続けたのだから。