勝ち組・負け組

反省すべきは「待ち組」…首相、猪口少子化相ら造語で
という記事があったが、まあこれは屑な戯言として勝ち組・負け組の話でよく出てくる、機会の平等という時よく言われる大学で勉強するために必要な費用についてせっかく現役の身なので書いてみようと思う。
まず必要なのは学費ですが、国立なら今は月5万円ですんでますが、あまり知られてない気がしますが、ほぼ2年ごとに5千円以上上がっているので今のペースなら5年後にはほぼ確実に6万円を超えていると思います。
そして生活費などに1〜3万円ほど(交通費などで結構違うと思いますが)で、この時点でもう6〜8万円になります。この全額を奨学金で払うとすると4年間で(6〜8)×12×4で288〜384万円になり、さらに理系の場合だいたい院に進学するので(自分の大学の場合卒業生の7割程度が院に進学)その場合さらに追加2年で大学とあわせて432〜572万円になります。それに入学金、大学・院で60万円をプラスする場合は492〜632万円という額になります。
さらに自宅から通っていても家にお金を入れる必要があったり、どこかに部屋を借りて生活する場合はさらにお金がかかります。
以上により理系で院まで行く場合は500万以上はかかりますが、その場合は無利子の基準を満たしていても足らなくて有利子を選ぶ必要があります。現状それなりのリスクを背負えば大学・院に行くことは金銭面では大きな問題はないと思います。ですが今年こそ比較的就職状況はましなほうですが、たった2〜3年前まで就職氷河期といわれるような時期であったり、また30歳を超えても奨学金という借金を背負うひつようがあったり、等そのようなリスクを本当に背負う必要があるのか、それで機会の平等が確保されているといえるのか再考の余地があると思います。