読書記録

戦争プロパガンダ 10の法則

戦争プロパガンダ 10の法則アンヌ・モレリ Anne Morelli 永田 千奈 草思社 2002-03 定価:1500円+税by G-Toolsこの本の書評はこことか色々あるみたいなので軽く書くけれど、まず対立するものがいた場合お互いにプロパカンダを自らを正義と言い合うとい…

海上護衛戦(大井 篤 / 学研M文庫)

第二次大戦時の日本軍の補給、通商保護軽視は有名な話であり、この本はその脆弱なリソースしかついに注がれなかった海上護衛戦について当時の海上護衛総司令部参謀をしていた人が書いた本。 その悲劇的な戦闘についてはこの本を読めばよいが、結局戦争の帰趨…

家計からみる日本経済(橘木 俊詔 / 岩波新書)

家計を切り口に今の日本経済についてだれもが漠然と理解しているつもりのことをきれいにまとめた本。 様様なデータをもとに戦後からの家計の変遷と問題点がよくまとめられている。 低賃金の根源は低すぎる最低賃金という指摘や、また政府の金融・財政政策が…

大仏破壊 (高木徹 文藝春秋)

NHKのディレクターが大仏破壊に何故いたったか 何故阻止できなかったかをタリバンの変遷とともに 描いた番組を元にして書いた本。 感想はそのうち書く予定

復活の地Ⅰ(小川一水/ハヤカワ書房)

第六大陸で名をあげた小川一水さんの最新作。 第一巻目のお話は、関東大震災と阪神大震災を下敷きにした最悪条件下の危機管理、 という感じになってるが、そこそこに明治以後の日本をイメージした社会が展開されてるが、そのイメージが直截すぎて皇国の守護…

ノモンハンの夏

戦前の日本軍屈指の愚行、ノモンハン事件それがなぜ起き・1個師団壊滅と言う結果に終わったかを丹念な調査にもとずいて書かれた良書。 関東軍・陸軍参謀本部の無能ゆえに悲劇がもたらされそれが一切改善されなかったがゆえに太平洋戦争において更なる悲劇に…